harumi hashimoto
バリ島の今。新型コロナの影響
世界中に流行の新型コロナ。
日本では今年7月頃から第二波が来たと言われていた頃から
インドネシアでもどんどん感染者は増え、9月に入ってからは一日の新規感染者は3000人超え、9月中旬となった今では3800人前後と衰える様子がありません。
バリ島はジャカルタに比べたら少ないものの、一日の新規感染者数は100-200人、死亡者数も7月まではほとんどいなかったものが8月末頃から一日に5人程度、9月に入ってからは一日10人も亡くなる日が出てきた。
3月末から学校は閉鎖、リモート授業で新たな学年に進学してから未だ子供たちは学校へ通えない。一時期県境や州をまたぐ移動は禁止されたが、今はラピッドテストなどの結果や書類が揃っていれば往来は可能だが全く自由というわけにはいかない。
ジャカルタでは外出自粛政策解除の予定が延期され、バリ島ではデンパサール市内の公園へ集うことを禁止し、マスクをしていないものには罰金を科すなどの厳しい措置が採られています。
政府は年金機構のような組織BPJS TENAGAKERJAAN から一部給付金を配布するなどの措置を採っているけれど、額は少ないし、既に年金が払えていない人や未加入の人は対象外だし、全ての国民に行き渡るものではない。
感染防止策の広報が徹底されていないのと、デマやうわさに惑わされる国民が多いのも問題なのかも。コーヒーショップでは、風通しの良いテラスには一つも席が用意されていなかった。店員に聞いたら、全て屋内に客を集めるよう役所から指示があったそう。なので、コーヒーを飲むのはあきらめました。
市民はバイクに乗る時にはマスクを着用しているけれど、目的地に着いて友人と話をするときにはマスクをはずして大声でおしゃべりしている。
もう少し、正しい知識を国民全体に行き渡らせるようにしないと、インドネシアのコロナ感染者数は減らないだろうと思う。
インドネシアにコロナウィルス感染拡大し始めてから半年が経つ。
そろそろ収束に向けて動き出したいものだけど、先が見えない日が続いている。